町長コラム(令和3年6月)
自立堅持(町長コラム)
今回は、前月号に続き、温室効果ガス削減に向けた民間企業の取り組みが新聞紙上で取り上げられていましたので、ご紹介いたします。
新聞報道によると、再生可能エネルギー拡大の切り札として注目されているのが、2018年に東芝が開発した、フィルム型の「ペロブスカイト太陽電池」です。この太陽電池は、軽量でフィルムのように薄くできるため、従来の太陽電池では設置が難しかったビルの壁面や車体のような曲面にも使える次世代型の太陽電池であり、温室効果ガス削減が世界的に喫緊の課題となる中、今後大いに期待されているとのことであります。
一方で、設置面積を大きくするとエネルギーの変換効率が低下する。長期間の耐久性も十分ではない。また、廃棄時の鉛の回収の検討も要すなど課題も多く、実用化に向けた今後の取り組みを注視する必要があると言われています。
当町でも、昨年6月に「気候非常事態宣言」を行い、二酸化炭素排出量2050年実質ゼロをめざすことといたしましたので、今回紹介した太陽電池の件も含め、再生可能エネルギー利用に関し、研究・検討してまいりたいと考えております。
(広報たてしな2021年6月号「自立堅持(町長コラム)21」より)
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更新日:2023年03月31日