介護保険以外の在宅福祉サービス
1.在宅福祉サービス
高齢者の自立した生活を支援するサービスです。ひとり暮らしや、認知症のある人をはじめ、介護保険サービスの対象とならない人や、介護保険以外のサービスを利用したい人を支えます。
(1)軽度生活援助事業
家事などの身の回りの軽易な日常生活上の援助を行なうことにより、在宅の一人暮らし高齢者等の自立した生活を継続することを可能にする。
(2)生きがい活動支援通所事業(生きがい対応型ディサービス)
通所による日常動作訓練から趣味活動(生きがい活動)等のサービスを提供することにより、社会的孤立感の解消、自立生活者の助長および要介護状態になることの予防をはかります。
(3)配食サービス
定期的に家庭を訪問して栄養バランスの取れた食事を提供するとともに安否確認をおこないます。
(4)虚弱老人等入浴サービス事業(ゆったり入浴事業)
虚弱老人等の家庭で入浴の困難な人がディサービスセンター等の特別入浴室に移送車により送迎し入浴サービスが受けられます。
(5)生活管理指導員派遣事業
日常生活に関する支援・指導、家事に関する支援・指導、対人関係の構築のための支援・指導、関係機関等との連絡調整を行ないます。
(6)寝たきり老人等訪問理美容サービス事業
老衰、心身の障害および疾病等の理由により理髪店や美容院に出向くことが困難である高齢者に出張理美容チームが居宅に訪問し理美容サービスを提供します。
(7)生活管理指導短期宿泊施設
養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、高齢者生活支援共同住宅等の空きベッドを利用して、一時的に宿泊して生活習慣等の指導・体調調整を行なう。
(8)高齢者にやさしい住宅改良促進事業
寝たきりまたは認知症の高齢者若しくは身体障害者(身体障害者手帳1から3級所持者)の生活環境を整備して日常生活の一部を自力で行えるようにするための居宅、トイレ、浴室の改良に対し一定額を補助します。
(9)寝たきり老人等介護者慰労金
65歳以上(その年の12月31日までに65歳になる者を含む)で介護保険要介護認定における要介護3、4または5に相当する重度の要介護高齢者または重度心身障害者(障害児)を在宅で6ヶ月以上介護している者または介護していた者に慰労金を贈ります。
(10)紙おむつ代の補助(寝たきり老人等紙おむつ購入費補助)
在宅介護の負担軽減を目的として、在宅で介護を受けている方に対し、紙おむつの購入費の一部を補助します。
(11)家庭介護者教室
家庭で寝たきり等になっている高齢者を介護している家族の方が介護方法や介護予防、介護者の健康づくり等についての知識、技術を習得するための教室。
(12)家族介護者交流事業(元気回復事業)
家庭で寝たきり等になっている老人を介護している家族の方に介護から一時的に解放し、宿泊、日帰り旅行、施設見学などを活用した介護者相互の交流会を開催し、心身の元気回復(リフレッシュ)を図ります。
(13)徘徊高齢者家族支援事業
認知症の高齢者が徘徊した場合に、早期に発見できる仕組みを活用してその居場所を家族等に伝え事故の防止を図るなど家族が安心して介護できる環境の整備をします。
(14)緊急通報システム
ひとり暮しの高齢者などが急病や事故など緊急の際、簡単な操作で外部に通報できる機器を設置し日常生活の安全を確保します。
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更新日:2023年03月31日