小中高連携学力向上事業
立科町では、立科教育の「生きる力」を育むという目標達成に向けて、小中高連携学力向上事業を実施しています。学校種の異なる先生方が連携して相互理解を深め、課題を共有し、児童生徒の基礎基本の確実な定着を図るとともに、更なる学力の向上を目指した指導の実践研究を行い、小・中・高を通じた効果的な学力向上の方法を探るねらいが有ります。
具体的には、小学校・中学校・高等学校の教員が別の学校に出向いてティームティーチングを行ったり、小学校~高校まで連続的でなめらかなカリキュラムおよび教材開発、授業改善などに取り組みます。
立科町はこの事業のために、町単独で小中高に一人ずつ加配教員を配置しています。
実施事業
- 学力差が大きくなりがちで将来の学力伸長にも影響を与えることの多い算数数学に当面焦点をあて、基礎基本の定着と更なる学力向上を図るため、交流授業等により小・中・高の指導方法や内容の理解を深める。
- 交流授業や調査等から見えた定着しにくい領域や概念について共有し、課題解消に向けた指導方法を探る。
- 学校種間や学年間の学習の接続に留意し、一貫性・系統性のある指導方法等について実践研究をする。
- わかる授業・伸ばす授業に向けて、授業改善・教材・教具等について実践研究を進める。
事業主体
立科町教育委員会
実施方法
- 小学校・中学校・高等学校の算数数学の授業でTTによる交流授業を行う。
- 定着しにくい領域や概念について共有し、授業方法や教材の改善をめざすとともに学力調査や学習意識調査を行う。
体制整備
小学校・中学校・高等学校に、TTによる交流授業・調査等のために必要な教員をそれぞれ配置する(加配)。
運営
- 円滑かつ効果的に本事業を実施するために事務局を設置し、事業のPDCAについて推進するため、定期的な連絡会を開催する。
- 連絡会・事務局組織は、関係する教育委員会・小学校・中学校・高等学校で協議し決定する。
今までの研究を踏まえ、小中学校の算数・数学連携授業では、最も学力差がつく小学5年生で、また、中1ギャップの解消目指して中学1年生で取り組みを行っています。
また、中高の数学連携授業では、互いのスムーズな移行を考慮して中学3年生と高校1年生で取り組みを行っています。
この記事に関するお問い合わせ先
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
ご意見ありがとうございました。
更新日:2023年03月31日