立科町の水道
立科町の水道は、上水道と姥・中尾・美上下簡易水道が町北部の農村地帯、夢の平簡易水道と白樺湖簡易水道が信州白樺高原として知られるリゾート地帯、1系統の上水と3系統の簡易水道で町内全域と一部行政区域外の給水を行なっています。
上水道は、昭和33年6月17日に村営水道として発足し、同年11月29日に給水区域、給水人口および給水量を拡張して町営水道となりました。
4系統水源はすべて湧水で、各配水池において滅菌処理の上、自然流下により上水道は約65キロメートルにわたって送・配水されています。
平成元年よりはじめた配水管の布設替工事も平成12年度をもってほぼ完了しました。これにより、人体に影響があるといわれる石綿管の更新事業も完了しました。
1.立科町水道の現況
- 上水道
- 給水普及率…100%
- 水源の種別…湧水
- 白樺湖簡易水道
- 給水普及率…100%
- 水源の種別…湧水・地下水
- 夢の平簡易水道
- 給水普及率…100%
- 水源の種別…湧水・地下水
- 姥・中尾・美上下簡易水道
- 給水普及率…100%
- 水源の種別…湧水
グラフ(給水世帯数・給水件数・一日最大配水量・配水池有効容量)
グラフ(計画給水人口・現在給水人口・年間総配水量)
2.水質検査結果(おいしい水のガイドライン)
おいしい安全な水です。
蓼科山を中心とした立科町南部の高原地帯には、大自然がそのままに残されており、立科町の水道はこの大自然が擁する湧水や地下水を水源としています。
このきれいでおいしい水を町民の日々の生活に安定的に供給するために町内には数多くの水道施設が設けられています。
項目 | おいしい水の ガイドライン |
水道水質基準 | 立科町上水道 原水 |
立科町上水道 浄水 |
---|---|---|---|---|
蒸発残留物 | 30~200 | 500以下 | 74 | 62 |
硬度 | 10~100 | 300以下 | 26 | 27 |
遊離炭酸 | 3~30 | 基準なし | - | - |
過マンガン 酸カリウム消費量 |
3以下 | 10以下 | 0.7 | 0.2 |
臭気度 | 3以下 | 異常でない | 0 | 0 |
残留塩素 | 0.4ppm以下 | 0.1ppm以上 | - | 0.1 |
水温 | 20℃以下 | 基準なし | 12.5 | 15.1 |
用語解説
- 蒸発残留物
水を蒸発させた時に得られる残留物のことで、主な成分はカルシウム、マグネシウム、ケイ酸等の塩類および有機物です。残留物が多いと苦み、渋味などを付け、適度に含まれるとまろやかさを出すとされます。 - 硬度
硬度とはカルシウムとマグネシウムの合計量をいい、主として地質によるものです。硬度が低すぎると淡白でこくのない味がし、高すぎると硬くてしつこい味がします。
また、硬度が高いと石鹸の泡立ちを悪くします。 - 過マンガン酸カリウム消費量
有機物等による汚れの度合いを示し、土壌に起因するほか、し尿、下水、工場排水などの混入によっても増加します。水道水中に多いと渋味をつけます。 - 臭気度
水の臭気は、藻類等生物の繁殖、工場排水、下水の混入、地質などに伴うもののほか水道水では使用される管の内面塗装剤等に起因することもあります。 - 残留塩素
水道法では、水道水の衛生を確保するため塩素消毒を行なうことが定められており、残留塩素とは、水道水の中に消毒効果のある状態で残っている塩素のことをいいます。
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更新日:2023年03月31日