第4回 下水道処理場の仕組みと水の浄化についてPART3
今回は、藤沢地区コミュニティ・プラントでの汚水浄化について紹介いたします。
この処理施設では、回分式活性汚泥法という方式を採用しており、特徴として汚水の浄化作業を一つの浄化槽で行える事が挙げられます。
まず、家庭から排出された汚水は(図1)で砂と大きな異物を除去します。次に(図2)で、小さな異物の除去を行い、汚水の攪拌と均一化を行います。(図3)では、汚水浄化の次の行程を約1日かけて行います。(図2)から流入した汚水は、最初に活性汚泥(汚水を浄化する微生物)を混ぜます。次に、この汚水を、ばっ気(汚水に空気を送る作業)します。そうする事により汚水に混ぜられた活性汚泥は酸素を与えられ活発化し、水中の汚れを食べながら汚水を浄化します。その後、ばっ気作業を止め汚水を静置し、汚れを食べて重たくなった活性汚泥を沈殿させます。沈殿した汚泥と分離した上澄みの水は(図4)にて滅菌後、河川に放流されます。沈殿した汚泥は、不要になった分をバキューム車にて引抜き川西広域処理場に搬出されます。
添付ファイル
次回予告
次回は、下水道施設紹介について(最終回)
下水処理場の仕組みと浄化についてPART4掲載します。
この記事に関するお問い合わせ先
- みなさまのご意見をお聞かせください
-
ご意見ありがとうございました。
更新日:2023年03月31日