第1回 マンホール施設紹介と故障原因について
道路の脇にあるこんな施設、気になったことありませんか?
実はこの機械、下水道施設なのです。今回はこの施設について紹介いたします。
施設名は「マンホールポンプ施設」道路脇にあるこの施設は近くにあるマンホールの中に設置されているポンプの制御装置で、マンホールの中にはポンプが2台設置されており、地形等の理由により汚水を自然に処理場に向かって流すことのできない場所を、このポンプにより自然に流れる場所まで汚水を送る役目を持っております。制御装置はマンホール内に一定量の汚水が溜まると自動的に汚水を送る動作の管理を行っています。また、ポンプに異常があると維持管理の担当者へ警報が送られるようになっており、同時に制御装置の上に設置されている回転灯で異常を知らせてくれます。
(落雷等の理由により制御盤が故障すると、警報が送られず、回転灯のみ作動している場合がありますので、回転灯が作動しているところを発見された方は役場まで連絡をお願いします。)
しかし、そんな役割をしているマンホールポンプに最近、異常が多発しております。
先に記述のとおり、異常発生の警報が送られると、直ちに現地で異常の原因を調べなければなりません。最近の故障ではマンホールの中のポンプスクリューに衣類が巻き込まれていたり、固形物が詰まっていたり、考えられないような物が流れてきて、ポンプが運転不能になるなど、故障の原因になっています。
もし、ポンプが2台とも故障してしまったらマンホールや家庭の排水口から汚水が吹き出す恐れもあります。そのような事が起こらないよう次の注意事項を厳守し正しく下水道を使いましょう。
トイレでは
- 衣類や布類を落としても絶対に流さない。
- トイレットペーパー以外の紙を使用しない。
- 生理用品は落としても絶対に流さない。
台所では
- 油は新聞紙やキッチンペーパー等にしみ込ませてから燃えるゴミで出すか、専用の油処理剤を使用し処分してください。
- 生ゴミは排水管に流れ込まないようにしてください。
風呂場では
髪の毛を流さない
宅内の排水管は細いので異物を流せば宅地内で詰まる原因になります
次回予告
次回は下水処理場と仕組みについて紹介いたします。
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更新日:2023年03月31日