町長コラム(令和4年8月)
自立堅持(町長コラム)
今回は、持続可能な観光地づくりを目指し、国の後押しを受けて脱炭素化(ゼロカーボン)に取り組んでいる事例を紹介します。
長野県乗鞍高原の観光関係者たちが、雪不足でスキー客の呼び込みに苦戦する年が増え、産業としても自分たちの生活を守るためにも、気候変動対策は避けて通れないとの想いから、地域を挙げて再生可能エネルギーの導入等を進め、環境負荷の少ない滞在ができる高原リゾートを確立しながら集客に繋げようと意気込んでいます。
昨年の秋から、自転車用のトレイルコースを整備し、二酸化炭素の排出を抑えるため、車は使わず高原内を電動アシスト付きスポーツ自転車「eバイク」10台を観光センター等で用意し、レンタルを始めておられます。車以外の移動を促し、自然を肌で感じる気持ちよさも味わってもらうことが狙いのようであります。住民らでつくる組織が高原を徒歩や自転車で巡るためのマップも作成し、「環境に優しい旅」を提案しておられます。当町の高原地帯でも、同様の取組みは可能かと思います。
私自身、脱酸素化に向けた取り組みとして、注目している次第であります。
(広報たてしな2022年8月号「自立堅持(町長コラム)33」より)
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更新日:2023年03月31日