諏訪神社(塩沢)
旧塩沢村の村社にして諏訪大社の末社である。建御名方神の妻である八坂刀売神と兄である事代主神を祀る。
創建年月日は不明であるが古く、口碑の伝うるところによると天慶三年(940年)に王代神社として建立されたともいう。現在の祝日は九月十七日・十八日である。
境内社には火防の神である秋葉・愛宕の両社、大山祗を祀る山神社、菅原道真公を祀る天神社などがあり神社統合令により明治四十年ごろ村内各地より遷座された石祠である。豊受社は戦後上原より遷座された。
社の背後、東北方200メートルほどに昭和十年ごろまで真義真言宗智山派の医王山龍泉寺があり江戸時代には三十戸ばかりの檀家があったが漸減して半分以下になってしまったので町内町区の正明寺へ合併され廃寺となった。その持庵の薬師庵あとが境内地の東の平地にある。
境内にあるケヤキの巨木はこの神社の古きを物語っており、正面入口の石の鳥居は明和三年(1766年)に建立されたものである。
地図
所在:立科町塩沢
佐久方面から国道142号線バイパス芦田入口交差点を右折
後塩沢方面へ約2キロメートル 大きな石の鳥居が目印
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更新日:2023年03月31日